
NEITS合同会社では、2025年より
古い・危険・管理されていないホームページを“片付ける”ことに特化したサービス
「WebClean(ウェブクリーン).net」 の提供を開始しました。
これまで当社は、新しいサイト制作やAI検索最適化(AEO)などの「作る側」の支援を行ってきましたが、現場でお話を伺う中で、次のような声を多く耳にしてきました。
- 「むかし作ったホームページが、今どうなっているのか分からない」
- 「制作会社が無くなってしまい、誰に相談したらいいか分からない」
- 「SSLがどうとか警告が出ると言われたが、自分では確認もできない」
- 「本当は閉じたいが、どこから手を付ければいいのか分からない」
こうした “今の担当者不在”のホームページ は、
見た目の古さだけでなく、信用リスクやセキュリティリスク の原因にもなり得ます。
WebCleanは、そのような 「片付けたくても片付けられないホームページ」 を、
現状確認から整理・停止・再構築の検討まで、丸ごと引き受けるサービス です。
古いホームページが抱えている問題とは
一見すると「ただ古いだけ」のホームページでも、実際には次のような問題を含んでいることがあります。
- ブラウザで「保護されていない通信」と表示される(SSL未対応)
- スマホで見ると極端に小さく表示され、閲覧しづらい
- 営業時間・料金・代表者名などが昔のままで、実態と違う情報が公開されている
- 問い合わせフォームが古いままで、今は誰も受信していない
- 誰が契約者で、どのサーバー会社・ドメイン会社を使っているのか分からない
これらは、
- お客様が誤った情報を信じてしまう
- セキュリティ警告により「危ない会社なのでは」と思われる
- 現在の公式情報(GoogleビジネスプロフィールやSNS)と矛盾し、混乱を生む
といった 「見えにくい損失」 を生みます。
ホームページの世界では、
「更新していない=何もしていない」ではなく、
「更新していない=リスクが積み上がっている」
と考える必要が出てきています。
WebClean(ウェブクリーン)が対象とするホームページの例
WebCleanの対象となるのは、次のような状態のホームページです。
- サイト左上やアドレスバーに「保護されていない通信」「安全ではありません」と表示されている
- スマホで開くと、画面が小さすぎたり、文字が読みにくいまま放置されている
- 何年も更新されておらず、最終更新が「2005年」「2010年」などで止まっている
- 制作会社・管理会社が分からず、契約書やログイン情報も見当たらない
- ドメイン・サーバーの請求がどこから来ているのか、担当者さえ把握できていない
- 「すでに新しい公式サイトがある」のに、古いサイトが別ドメインで残ったままになっている
- 企業としては「閉じたつもり」だが、検索すると昔のページがいまだに表示される
特に多いのは、
「新しいホームページはあるが、昔のサイトが別の場所に残っているケース」 です。
外から見ると、
「どれが本物の公式サイトなのか分からない」
「最近更新されているのはどっちか分からない」
という状態になり、結果的に 信頼度を下げてしまう ことがあります。
WebCleanが行うこと ― 片付けの具体的なステップ
WebCleanでは、単に「消して終わり」ではなく、
現状の洗い出しから、今後の方針決定までを 一つのプロジェクトとして伴走 します。
1. 現状の調査・洗い出し
まずは、現状を整理するところから始めます。
- どのドメインが存在しているか
- どのサーバー会社・レンタルサーバーが使われているか
- 古いサイト・新しいサイト・ブログ・サブドメインなどの所在
- 検索結果上でどう見えているか(古いページが残っていないか)
- SSL/セキュリティの状況
- 会社情報・営業時間・料金等の情報の整合性
ここでは、「今どうなっているのか」 を分かりやすく一覧化し、
お客様にも共有できる形に整理します。
2. 「残すもの」と「片付けるもの」の整理
次に、お客様と一緒に、
- 現在の公式サイトとして残すべきもの
- 完全に閉じてよいもの
- 一時的にアクセスを制限すべきもの
を整理していきます。
「全部消す」のではなく、
「会社として今後、公式情報をどこで出していくか」 を確認しながら、
残す・消す・統合するの線引きを行います。
3. ドメイン・サーバーの整理と安全な停止
方針が固まったら、実際の「片付け作業」に入ります。
- サーバー契約の確認・解約手続きのサポート
- DNS設定の調整(古いサイトへのアクセスを止める/新サイトに転送する 等)
- 不要になったサブドメインやサブディレクトリの整理
- 明らかに危険なコンテンツ(古いフォーム等)の停止
状況によっては、
一度にすべて止めるのではなく、段階的に停止する 場合もあります。
「いきなり消すのは不安」という方にも、慎重な進め方をご提案します。
4. 必要に応じたSSL対応・最低限の安全確保
「今すぐには全面リニューアルできないが、当面は残す必要がある」という場合には、
- SSL証明書の導入・更新
- 警告表示の解消
- 明らかに誤解を招く古い情報の修正
- 連絡先・問い合わせ先の更新
など、最低限の安全確保と信頼回復 を優先して行います。
5. 将来を見据えた「次の一歩」のご提案
片付けがひと段落したあと、必要に応じて、
- シンプルな1ページ構成のサイトへの置き換え
- GoogleビジネスプロフィールやSNSとの連携
- AI検索最適化(AEO)や構造補完パッケージとの組み合わせ
といった 「これからの発信の土台づくり」 までご相談いただけます。
削除だけが目的ではありません
WebCleanは、
「ホームページを無くしましょう」というサービスではありません。
- いらないもの・危ないものを片付ける
- 必要なものは、安全な形に整えて残す
- これからの情報発信にとって邪魔になる“負債”を減らす
という考え方で設計しています。
結果として「完全に閉じる」こともあれば、
「最低限の1ページに集約する」という選択肢になることもあります。
大事なのは、
“今の経営にとって、どの状態がいちばん無理がないか” です。
その判断と実行を、専門的な部分も含めてまとめて引き受けるのがWebCleanです。
よくあるご相談パターン
WebCleanのご相談で特に多いのは、次のようなケースです。
- 「過去に複数の制作会社に依頼していて、どれが公式サイトか分からない」
- 「親世代が契約していたホームページを、子世代が引き継げず困っている」
- 「リニューアル時に昔のドメインが放置され、そのまま検索に出てしまっている」
- 「閉店した店舗のホームページが、いまだにネット上に残っている」
- 「自分で作ったが管理しきれなくなり、今はSNSだけで十分だと感じている」
こうしたケースでは、
「どこから相談したら良いのか分からない」 という共通の悩みがあります。
WebCleanは、制作会社やサーバー会社の都合ではなく、
「今の事業にとって何が最適か」 の視点から整理を進めます。
NEITSとしての基本スタンス
NEITS合同会社は、
「ホームページを持っていること自体を責める」のではなく、
“今の体制で無理なく管理できる形に整える” ことを重視しています。
- 専任のデジタル担当者がいない企業
- 地方の中小企業・個人事業主
- 長年お一人で事業を続けてこられた方
にとって、
ホームページやサーバーの管理は、本来の仕事とは別の負担になりがちです。
WebCleanは、
「片付けてしまった方が楽になる」 という選択肢も含めて、
お客様と一緒に整理し、必要なら次のホームページやAI時代の発信方法まで考えていく、
そのための窓口として位置づけています。
ご相談の流れと費用の考え方
具体的な費用は、
- ドメインやサーバーの数
- 現在のサイト構成
- 片付ける範囲(完全停止/整理のみ/再構築を含む など)
によって変わります。
おおまかな流れは次の通りです。
- お問い合わせ・簡易ヒアリング
- 現在のURL、気になっている点、過去の経緯などを伺います。
- 現状チェック(オンラインでの確認)
- 公開状況・SSL・スマホ対応・検索結果での見え方などを確認します。
- 「片付け方」のご提案と概算費用の提示
- 「このドメインは止める」「ここは残す」など、具体的な案と一緒にお伝えします。
- ご契約・作業開始
- ご同意いただいた内容に基づき、サーバー・ドメイン・コンテンツの整理を進めます。
- 完了報告・今後の方針確認
- 片付け後の状態を共有し、今後の運用や、必要であれば新しい発信の形についてもご相談いただけます。
まずは、
「うちのホームページは大丈夫なのか?」
というところからのご相談で構いません。
最後に ―「作る」前に「片付ける」を
新しいホームページやSNSでの発信を考えるとき、
「まず新しいものを作る」ことに意識が向きがちです。
しかし実際には、
- 昔のサイトが別の場所で残ったまま
- 誤った情報を含んだページが検索に出続けている
- セキュリティ警告が出るサイトが、会社名と一緒に表示されている
といった 「過去の負債」 が、
新しい発信の足を引っ張っているケースが少なくありません。
WebCleanは、
そうした 「見えにくい部分の片付け」 を専門的に担うことで、
これからの情報発信をスムーズにするためのサービスです。
古いホームページや、状態の分からないサイトをお持ちの方は、
一度、現状確認だけでもお気軽にお問い合わせください。
NEITS合同会社
WebClean(ウェブクリーン)担当